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`コロナ禍になる前は、日本人は2週間以内であればビザ申請しなくても中国への渡航が可能でした。しかし、現在は中国へ行くのに観光であってもビザが必要になります。
※中国でトランジット(中継)して他国行く場合の、74~144時間のトランジットビザは、現在、免除されてます。
ただ、2023年3月にあらゆる種類のビザ申請が再開されて以降、徐々にビザ取得の流れが緩和されつつあります。
当校においても2023年3月以降、留学生を受け入れを再開し、たくさんの国から多くの生徒がKEATSに来てくれています。
そこで、この記事では、質問として多く頂く「留学X2ビザの申請~取得の流れ・注意点を解説』について説明します。
中国留学のために必要なビザの種類・取得方法に関しては、インターネット上でも、いろんな情報がありすぎて、何が正しいのかよくわからないのが現状です。
そして、『中国のビザを取得するのは大変だ』という情報も多いです。
しかし、結論から言うと『留学ビザの取得は難しくありません!』。
今回そのあたりを、KEATSに留学して頂いた日本人の方から、2023年10月に取得したX2ビザに関していろいろ情報を頂きました。その方の情報をもとに、一連の流れを解説します。ビザ取得の参考にして頂ければ幸いです。
※注意・お断り
今回の記事は、KEATSへ留学された方のビザ取得(場所 大阪ビザ申請センター)の事例を紹介しています。
というのも、中国のビザ申請状況・条件は変更がよくあります。したがって、この記事の内容は、将来に渡りその内容を保証するものではございません。この記事の情報を元に申請をされた審査結果に関してKEATSは一切責任を負いかねますのでご了承ください。不明点がある場合は、ビザ申請前に必ず最新の情報を確認し、所定の管轄ビザ申請サービスセンターにお問い合わせ下さい。
中国に留学するには、どんな種類のビザが必要なのか?
中国に行くためのビザは、現在で16種類もあります。
どんな種類のビザがあるかは、こちらの中国ビザセンターのページをご覧ください。
そして、その中で留学ビザは2種類あります。
- X1ビザ・・・180日以上の留学生、有効日数30日
- X2ビザ・・・滞在期間が180日未満の留学生
『留学するなら留学ビザをとらなきゃ』と普通は思うところですが、インターネット上で調べると、いろんな情報であふれています。
中国の大学に長期留学するなら、迷う事なくX1、X2ビザを取得することになるので簡単なのですが、当校のように1週間からの短期留学が可能な学校に留学するケースで調べてみると、あるホームページには『短期留学はLビザ(旅行ビザ)を取得してください』などの情報もありました。
何が正しいのか?ということで、日本の中国大使館に問い合わせし、回答を頂きました。回答は『6ヵ月未満の留学ならX2ビザを取得してください』とのことでした。
ということで、現状、KEATSでは、短期留学(6ヵ月未満滞在)の方には、X2ビザの取得をお願いしています。
おそらく『Lビザ(旅行ビザ)でもOK』というのは、何か理由がり、それも間違ってないと思われるので、不安な方は学校や留学エージェント、ビザセンターに問い合わせするのをオススメします。
※ビザセンターの電話は非常につながりにくいです。『つながった!』という情報もネットで見ましたが、私はつながらず、中国大使館に連絡しました。
留学x2ビザ申請~取得までの流れ
KEATSへ留学する際の、留学ビザ申請の大まかな流れは、以下の通りです。
- 留学する学校を決定する。
- 学校に申し込みをし、授業料を入金する
- 入金確認後、学校から申請に必要な書類が送られてくる(発送から1週間前後で到着)
- 中国ビザセンターのウエブサイトで、申請書を入力する。
- 中国ビザセンターにビザ申請の予約をオンラインでする。
- 中国ビザセンターにビザ申請書と必要書類をもって、ビザ申請に行く
- 中国ビザセンターにビザを受け取りに行く(問題なければ申請から4営業日後に受け取り可能)
- 出発まで、しっかり準備する
- 中国へ出発
あと、『飛行機のチケットを購入する」という項目が、3~8の間に入ります。
以下に、ビザ申請の際によく疑問点を持つ点、注意点を説明します。
ビザ申請の際によく疑問点を持つ点、注意点
(大阪の中国ビザ申請センター、たくさんの人がビザ申請に来てます)
留学決定から、留学スタートするまでの日程に余裕をもつ
上記の「ビザ取得までの流れ」を見てもわかるように、中国留学を決定してから『すぐに留学行こう』と思っても、ビザを取得するまでは出発できません。
また、もしビザを申請しても、準備した書類に不備があったりした場合は、さらに日程が増える可能性があります。もし航空チケットを先に購入してた場合、日程変更の必要が発生する可能性もあります。なので、アクシデントに備えて、留学のスタート日は、余裕をもって設定することをオススメします。
オンライン申請に関しての注意点
中国ビザ申請にあたっては、日本で住んでいる場所によって、申請できる場所(ビザ申請センターもしくは総領事館)が決まっています。例えば東京に住んでいる人が、大阪のビザ申請センターで申請できないので注意してください。
こちらは、大阪ビザ申請センターのウエブサイトです。見た目は東京、名古屋のビザ申請センターとほぼ同じなので要注意です。
オンライン申請の入力に関しては、入力する箇所がたくさんあり、時間がかかると不評でした。しかし2023年9月に、”申請者の学歴や家族情報、海外渡航歴など7項目”が省略され、簡略化されました。
それでも入力には、依然として時間がかかると思います。こちらの「中国ビザ代行取得センター」のウエブサイトでは、入力内容についてかなり丁寧に説明がされているので参考になるはずです。
もし、入力内容に不明点がある場合は、つながりにくいですが、ビザ申請センターなど公式な場所に確認をとりましょう。
ビザ申請書を提出するためのビザセンターへの予約に関して
ビザ申請書のオンライン入力が完了すると、次にビザセンターへ申請書を提出するための”センター来訪日時の予約”をします。
これが少し前までは、予約が1ヵ月以上埋まっているなど、申請書の入力が終わっても、申請書がすぐに提出できない事態が発生していました。留学決定しても、すぐに中国に留学できなかったということです。
ただ、2023年12月現在は、こちらも改善されて、例えば東京のビザ申請センターは事前予約が不要になったり、各地のビザ申請センターの予約状況も1ヵ月先まで埋まっているというのも見られなくなってきました。
とはいえ、依然として注意する必要があるポイントなので、留学日を決定する際には、必ず管轄のビザ申請センターの予約の埋まり具合も確認するようにしましょう。
申請の際の必要書類に関しての注意点
留学ビザ(X2)申請に、必要な書類、パスポートの条件(残存期間、過去の渡航国など)に関してはいろいろあるので、必ず提出前に、最新の情報を確認するようにしてください。
ここでは、注意点だけ説明致します。
まず、留学先の学校が用意して、日本に送る書類に関しては、ビザ申請センターにも書かれている通り、『中国国内が発行した「录取通知书」原本及び写し』になります。
当校も、申し込み、授業料の入金確認がとれた後、日本に発送しております(录取通知书、学校のパンフレットなど)。あるウエブサイトでは、外国留学人员来华签证申请表」(JW201またはJW202表)が必要と書かれてましたが、こちらはX1ビザ申請に必要なものなので、当校では発送していません。
あと、用意しなければいけない書類の中で、写真があります。これが、普通のパスポートサイズではなかったり、他にも条件があったり、少し特殊なので苦労されている方が多いです。
KEATSに来た方で、こちらのサイトを利用し、コンビニで写真を印刷されている方がいましたので参考にしてください。
必要書類が全部そろい、提出する前には、念のために全ての書類のコピーをとっておきましょう。
意外とあっさりビザ取得
いろいろと注意点を書いて、『面倒くさそう』と感じられたかもしれませんが、意外とみなさん、あっさり問題なくビザを取得されています。
私も大阪のビザセンターを利用した際に、パスポートの顔写真のページをコピーするのを忘れましたが、『そこのコピー機でとってきてください』と待って頂いて柔軟に対応してくれました。”なんとかビザ発給できるように”という姿勢が伝わってきましたよ。
ビザ取得の緩和化も進んでいて、コロナ前のように『2週間以内の滞在ならビザ不要』の頃に戻ってほしいものです。
さいごに
ビザを取得して、いよいよ出発!になるわけですが、中国に到着すると、いろんな事が新鮮すぎて、軽くパニックになってしまいます。
中国に行く前の注意事項などは、また別記事で紹介します!
また、当校のこちらのページでは、『入学の手順」を簡単に説明してますので、ぜひご確認ください。
この記事が、皆さんのビザ取得に関する悩みの解決のお役に立てれば幸いです。
以下のSNSでKEATSの情報を発信してますので、こちらも参考にしてください。